漆器は日本人が長い間使ってきた、大変優れた生活の道具です。
本物の漆器は使い込むと、深いツヤがでてきます。
また、だんだんと木地と漆がなじんできますので、丈夫にもなり、より愛着がわいてきます。
漆器を使ってみたいけれど・・・「漆器のお取り扱いがむずかしそうだ」「長く使いたいけど本当に普段使いができるの?」・・・初めてお使いになるお客様はそんな不安もあろうかと思います。
ご安心下さい。漆器のお取り扱いはとても簡単です。
詳しくは下記にございますが、漆器のお取り扱いでしてはいけないことは2点です。
- 硬いものでこすらない
タワシなどで強くこすると表面が傷つきます - 乾燥機・食洗機に入れない
中の木地の木によくありません
○やっても良いこと
「漆器って洗っていいんですか?」 食器なのに、こんなご質問をよくいただきます。もちろんどんどん洗っていただいて結構です。 お湯でももちろん大丈夫。お味噌汁などであれば、アツアツのものを盛り付けていただいてまったく構いません。 木だからアツくても口当たりよくお使いいただけるんです。 |
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洗剤で洗っていただいても、まったく問題ございません。 私どもでは、他の陶器の食器とまったく同じに、毎日洗剤で洗っています。 写真は店主が実際に10年使っているお椀です。 |
×やってはいけないこと
写真のタワシはあまり見かけませんが、ナイロンタワシのスポンジでないほうも、強くこすると表面に傷がつきますので、おやめ下さい。 スポンジであればまったく問題なくお使いいただけます。 |
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特にご注意いただきたいのが、乾燥機と食洗機です。 漆によくないというより、中の木に乾燥がよくありません。木のゆがみや割れの原因になります。洗ったあと軽く布巾で水気をとっていただければ充分です。 |